こんにちは、「おうち点心教室MAIS」のmaiです!
みなさん、蒸籠は同時に何段まで蒸せるかご存知ですか?
本日は、蒸籠購入を検討中の方から頂く、「蒸籠は同時に何段まで重ねて蒸せる?」にお答えしていきたいと思います。
これを知ってから蒸籠の大きさを決めて頂くと、購入後の活用がスムーズかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
蒸籠は同時に何段まで蒸せる?
正式には、1段です!
ちょっと、びっくりですよね。
“美味しく蒸すためには”1段使用をおすすめします。
蒸籠を使った調理の特徴
ここからは蒸籠を使った調理の特徴になります。
そもそも蒸籠蒸しは、鍋に湧いたたっぷりのお湯から出た蒸気が蒸籠の中を充満して蒸籠内に入れた食べ物へ火を通したり、温めたりするわけです。
「部屋(蒸籠の中)の中の温度は、同じ」
これが美味しく蒸す為の前提条件になります。
では、重ねて蒸したとします。
一段目と二段目では、蒸籠内の温度は大幅に変わってしまいます。
その理由は、お湯からの距離もありますが、その他にも上の段は、下の段に置いたモノたちの影響により蒸気の通りが様々になります。
このような状態で蒸すと、均一な温度で蒸すことができず、蒸しムラが起きてしまします。
こっちは熱々、こっちはぬるく半生、またまたこっちは冷たくて完全に生…など様々な状態が起こりえます。
では逆に、いつもより長めに蒸せば解決?というと、それも少し違います。
理由は、蒸し過ぎのものが発生してしまい、素材本来の美味しさが調理が原因で損なわれてしまうからです。
蒸籠蒸しは、蒸し時間をタイマーでセットするだけで、誰でも簡単に美味しくヘルシーな調理が可能です。
その半面、蒸しすぎや蒸し足りない状態だと、せっかくの美味しさも栄養も損なわれてしまうことになります。
このようなことから、ご相談頂いた方へは、美味しく食べる為には、蒸籠は1段で使うことを前提にサイズを選びましょう!とお伝えしています^^
もし、“小さい蒸籠にして、重ねて蒸せばいいね!” とお考えだった方はもう一度考えてみてください^^(あくまで参考までです。)
一度にたくさん食べたい・作りたい!そんな方は、少し大きめの蒸籠、一人サイズで十分な方は、小さめの蒸籠と、目的からお選びください。
では、いつ重ねて使うの?
ここについてもお話していきたいと思います!
いつ重ねて使うの?
重ねて使うのは、「保温する時」です。
一度蒸し上げたものを、保温しておく時は、弱火または保温(IHの場合)に温度を合わせて、蒸籠を重ねて使用します。
冷めてしまったモノを温め直す為に蒸す時も、重ね蒸しは可能ですが、その際は、注意する点があります。
温めに時間がかかりそうなモノを下の段、すぐ温まりそうなものを上の段に置きましょう。
例)下の段に蓮の葉ちまき、上の段に焼売…など。
また、蒸し野菜でいうと、下の段に根菜類、上の段に葉物野菜…など。
下の段に点心、上の段にお野菜でもいいですね^^
(葉物野菜は、生からでも大丈夫です!)
重ね蒸し(蒸籠を2段以上重ねて蒸す)は、「保温や温め」用として考えましょう!
同じサイズの蒸籠を2段以上揃える魅力
こちらは、おまけ情報になります!
蒸籠は、1段使いをオススメしている私ですが、
実際のところ、同じサイズの蒸籠は何段ずつ持っているでしょうか?
蓋1枚に対して、同じサイズの蒸籠皿を2段を揃えています。
(3段蒸しは温度管理が大変な為、あまり行わないので2段が多いです。)
2段ずつ持っている理由は、
- 食卓に並べた時に可愛い
- 重ねて出せる
- 下の段に点心、上の段にお野菜蒸しのメニュー用
これらの理由から、新しいサイズの蒸籠を購入する時は、2段同時に購入することが多いです!
蒸籠のはじめ方|蒸籠をはじめて購入する時の考え方、一緒に購入するモノ
今日の感想
今日は、蒸籠購入を検討している方の相談にのっている中で、「あれれ???勘違いしていないかな…?」そう感じたので、お話してみました。
小さい蒸籠はとっても可愛いけれど、点心作りをしたり、テーブルに並べてご家族と一緒に食べたい方向けには、15cmや18cmでは小さいですよ!
小さい蒸籠を買ってしまったが為に、食事中に何度も何度もキッチンに行かなければならない…なんてことが無いように、購入前に蒸籠は1段蒸しがオススメなこととを念頭に置き、使用用途を参考にサイズを決め、購入されてみてください。
ぜひ蒸籠の正しい使い方を知って、美味しく蒸し料理を頂きましょう^^
Happiness comes delicious Dim Sum!
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