こんにちは、「おうち点心教室 Mai’s」のmaiです。
みなさん、お粥はよく食べますか?
私は季節を問わず、頻繁に食しています。
少ないお米でお腹いっぱいになれ、胃に優しく身体もポカポカになります!(今だと熱い食べ物は好まれないでしょうか?私はむくみやすい体質なので、身体を内側から温めることを心がけています)
そんなお粥ですが、実はとっても簡単な方法で作ることが出来ます。
良かったらぜひ一度試してみてください^^
月1で連載させて頂いているコラム「仙台発 ちょっと知的なヒマつぶし 余談Lab」にて、
今月は、こちらの内容をお話させて頂きました。
美味しくてからだに優しいおかゆ。
みなさん、お粥は好きですか?
点心を通して、以前にもましてお粥に興味を持つようになりました。
日本人の私達にとっては、「お粥=風邪など体調が優れない時に食べるもの」というイメージがありませんか?私自身もそういうイメージでした。
しかし中国では、お粥は毎日食べる日常食です。
では、なぜお粥を日常的に食べるのか?
これは、「消化に優れ、身体が温まるから」です。
私たちが「お粥を食べよう」と思う時と同じですね。
違うところは、その考え方で、中国では予防医学を大切にしています。
ここは東洋医学と西洋医学の考え方の違いですが、体調を崩さないように日常的にからだに優しい食生活(食べ方)をしましょうというものです。
お粥は、少し地味な食べ物かもしれませんが、少ないお米でお腹いっぱいになれますし、身体がポカポカになります。
食後の体が非常に軽いことも嬉しいものです。
薬に頼らず、自分の健康を食事でコントロール出来るようになれたらいいなぁと思っています。
中華粥をベースに、旬の食材などを使い、美味しくできたお粥のレシピはHPでも紹介しています。簡単につくれるよう心がけていますので、胃が疲れているなぁと思う時は見て頂けたら幸いです。
「仙台発 ちょっと知的なヒマつぶし 余談Lab」連載中コラムのバックナンバーはこちら
今日は、こちらのコラム内容について、お話していきたいと思います。
「トッピングを楽しむ中華粥の基本となる白粥の作り方」です。
創作的なお粥も好きですが、ガラスープでのばしただけの最もシンプルな白粥は中華粥の基本です。本日は、家庭で作りやすいガラスープとガラスープで炊いた中華粥の基本となる白粥の作り方をご紹介します。
また、本当の中華粥は、お米を炒めてから炊きますが、簡単に日常的に作れるように、作りやすい方法でお伝えします。
私もこの方法を使い、おかゆを作っています!
身体を内側から温めたい時や胃を休めたい時の食事のひとつとして、お読み頂けたら幸いです^^
※紹介しているおかゆレシピには、おかゆが短時間で作ることが出来る「元粥」を使用します。
元粥作りがまだの方は、こちらを参考に予め準備下さい。
レシピでは、ガラスープを作るところからご紹介していますが、
顆粒のガラスープの素をお使い頂くと、より簡単に作ることが出来ます!
(顆粒のガラスープの素を使って作る場合は、「②お粥を作る」へお進み下さい)
レシピ
中華粥の基本となる白粥
所要時間 約55分
(出汁の準備 45分、お粥作り10分)
分量:1人前(スープは5人前)
身近なひき肉を使った「ガラスープ」で元粥をのばした、「中華粥の基本となる白粥」を作ります。とても柔らかく炊き上げられていて、身体にも優しいことから中国では朝食など日常的に食されています。
いろいろな具材や調味料を加えてアレンジしたり、お好みのトッピングをしたりと豊富な食べ方を楽しめます。
準備する道具
- 鍋
- ゴムベラ
- おたま
- はかり
- 器
- シノアまたはザル(出汁を取る用)
- キッチンペーパー(出汁を取る用)
中華粥の基本となる白粥の材料(1人前)
お粥
トッピング
(お好みのトッピングをご用意下さい。下記トッピング例です)
- ザーサイ
- 生姜(細い千切り)
- パクチー
- のり
- 万能ねぎ
- ピーナツ(砕く)
- 豆鼓(みじん切りにするとお粥と馴染みが良い)
- 白ごま
- XO醤
- ネギ油
- ごま油
- ラー油
- 塩(お好み)
1人前 0.25合(元粥250g分)でレシピを作っていきます。
元粥作りがまだの方は、こちらをご参考にお作り下さい。
ネギ油は材料に玉ねぎが入っていないものを選ぶとより美味しくできます。
ネギ油を手作りしたい方は、こちらでレシピを公開しています。
中華粥の基本となる白粥の作り方
所要時間 約55分
(出汁の準備 45分、お粥作り10分)
顆粒のガラスープの素を使って作る場合は、②のお粥作りへお進み下さい。
①鶏と豚のスープを準備する(45分)
鶏と豚のスープの材料(完成量 1L)
- 鶏ひき肉(モモ)…100g
- 豚ひき肉…100g
- 長ネギ青い部分…1本分
- 生姜…5g(1/2片)
- 水…1300ml
作り方
1.生姜と長ねぎをカットします。
2.鍋に水と豚のひき肉、鶏のひき肉を入れ、水の中でひき肉をほぐします。しっかりひき肉がほぐれたら、次に生姜と長ねぎを加え、火にかけます。
Point:お湯ではなく、水の状態でひき肉を入れ、ポロポロ状にしっかりほぐしてから火にかけることでゆっくり旨味が出てきます。美味しいスープを取るポイントです。
3.沸騰するに近づきアクが浮いてきます。そのアクが固まったらすくって取り除きます。その後弱火にし、蓋をせず30分煮ます。
Point:かき混ぜず表面のアクのみを取り除きます。かき混ぜるとスープが濁る原因になるので注意下さい。
4.30分経ち、スープとひき肉が完全に分離したら火を止めてネギを取り出します。
5.シノアやザルにキッチンペーパーを敷き、スープをこし、完成です。
Point:お玉などを使って静かに少しずつこして下さい。鍋からそのまま流し込むとスープが濁ってしまいます。(スープを取り終えたひき肉の活用レシピはこちら)
6.余裕があれば、出来たスープを冷ました後、冷蔵庫で冷やし、固まった脂を取り除いてから使用するとよりヘルシーなスープが完成します。
保存方法
すぐ使わない場合は、冷蔵や冷凍保存が可能です。
保存目安:冷蔵 2日、冷凍 1ヶ月間
(しっかり冷ましてから、保存して下さい。)
②お粥を作る(10分)
1.冷凍の元粥は湯煎またはレンジで解凍します。
トッピング用の材料を用意しておきます。ピーナッツは砕き、豆鼓はみじん切りにすると馴染みが良いです。
2.鍋にガラスープと元粥を入れ、ほぐします。その後中火くらいで火にかけます。
3.ふつふつ小さく泡が上がるくらいになったら、弱火にしてたまにかき混ぜながら10分煮て、完成です。
器に盛り、ネギ油またはごま油を一回しし、お好みのトッピングをお粥に入れながら召し上がって下さい。
補足
今回使用した道具・材料はこちらからも購入できます。
ネギ油は材料に玉ねぎが入っていないものを選ぶとより美味しくできます。
※本サイト内のすべての記載内容の著作権は、「おうち点心教室 Mai’s」に帰属しています。文章の引用、他メディアへの掲載など無断転機・使用の一切を禁じます。
Happiness comes delicious Dim Sum!
家庭で作れる本格点心
おうち点心教室 Mai’s